日本ではハイセンスという中華メーカーの方が人気が高いのですが、色々家電を見ていると、こと液晶テレビに関してはTCL集団(こちらも中国メーカー)の飛躍が目に飛び込んできます。
というのも、ハイセンスは価格が安いのに品質も良いということで注目を浴びている企業ですが、そのハイセンスよりもさらに低価格路線で液晶テレビを出しているのがTCLなんです。
家電好きならTCLをご存じかもしれませんね。
今回は、ハイセンスとTCLどっちがおススメなのか検証してみました♪
『TCL』の主な製品ラインナップ
TCLの主な製品ラインナップとして、液晶テレビが挙げられます。
中でも4K対応モデル、かつスマートテレビのシリーズが人気です。
量子ドットLED技術QLEDを採用しており、鮮やかな映像と滑らかな動きで人気があるんですよ。
QLEDというのはTCL独自の技術で、液晶テレビに表示される色域が従来製品よりも大きいのが特徴です。
また4K対応テレビの中でもオンラインモデルのシリーズもあって、ラインナップが豊富なのも魅力ですね。
さすがTCLというべきか、ゲーマー向けのテレビも出しているので、ゲーム兼用テレビとしても使えます。
他社のテレビはスマートテレビ化(androidTVなどなど)しているモデルとしていないモデルとが入り乱れていますが、TCLで現在人気のあるモデルはどれもスマートテレビ化していて、かつ低価格を売りにしています。
以下では主に4Kテレビを中心に見ていきますが、4Kの出ていない大きさのテレビでもスマートテレビ化しているので、動画配信サービスもしっかり見たい方にとって選びやすいメーカーがTCLなんです^^
『TCL』は何て会社?
TCLは1981年創業の家庭用電子機器企業です。
世界160か国以上で事業を展開しており、日本では東京都江東区に本社があります。
「世界で最新テクノロジーをリードする企業になること」をビジョンに、主にテレビ、オーディオ、スマート家電などの開発と製造を行っています。
テレビの販売量が世界2位なので品質や技術力に定評があることもうなずけます。
『TCL』はどこの国の会社?
TCLの日本法人は東京都江東区に本社を置おいていますが、母体は中国の会社です。
TCLは元々TTK家庭電器(惠州)有限公司という中国の会社でした。
ベトナムで海外進出を果たし、フランスのトムソンテレビ事業とアルカテルの携帯電話事業を買収しながら、アメリカ進出を果たして今に至る歴史があります。
急成長を見せるTCLの商品は最近日本でも見かけるようになったので、どこの会社か知っておけば安心ですね。
『TCL』が優秀な会社だということは、2021年12月10日のニュースからも分かります。
というのも、同日、日本の超大手企業であるパナソニックが、テレビ生産の一部を『TCL』に委託することが発表されたからです。
パナソニックのテレビブランドは『ビエラ』で有名です。
『ビエラ』の技術がどこまで『TCL』に渡るのかは分かりませんが、パナソニックが業務を委託するほど信頼を置いている企業だということがお分かりいただけたかと思います。
『TCL』液晶テレビのレビュー・口コミから評価・評判を検証!
せっかくなので、TCLの液晶テレビを一つピックアップしてレビューを見てみましょう。
今回ピックアップしたのは4K対応(4Kチューナー未搭載)の50V型『50P715』です。
何故この機種を選んだのかというと、発売から1年以上が経過していてレビューが出揃っているからです^^
アマゾンでのレビュー総数は133件で、総評価は4.0でした。
評価の内訳は以下の通りです。
★★★★★・・・48%
★★★★・・・・26%
★★★・・・・・12%
★★・・・・・・1%
★・・・・・・・13%
サポートの対応も良く、テレビの性能も満足できた商品。
コストパフォーマンスは非常に高いと思われる。
画質に関してはアップスキャンの文言はないが、テレビの画質はかなり良い。
音も悪くない。
Dolby Audioも実装されており、内蔵スピーカーにしては悪くない。
ちゃんとしたスピーカーが、あれば音質は向上すると思われる。
今の環境はBSアンテナもCSアンテナもない為、4Kチューナーは不要であった為、自分の要件には合致していた。
4K画質の映画や動画を見ようと思えば、固定の高速回線があれば何度でもなる。
その為、チューナーは性能要件から不要であった。
また、Android TVとの事でリモコンや動作に不安はあったが、問題は全くない。
応答速度は、かなり良好と言える。
しばらく運用しないと、何とも言えない部分ではあるが…
スマートフォンを使いこなせる人であれば、一言でいうと「買い」である。
耐久性はしばらくしてから、投稿しようと思う。
引用元:アマゾンTCL50V型『50P715』レビューより
格安液晶テレビでよく見る残念な評価のレビューには、映像は綺麗だけど音響がひどい!というものがあります。
でうが、TCLの『50P715』(レビュアーさんはワンサイズダウンの43インチ)は音響もドルビーオーディオ対応なので綺麗な音が出ていますね♪
もし不満だったとしても外部スピーカーとつなげることで綺麗な音源を再現できそうなのも良いです。
本機はあくまでも4K対応のテレビなので、実際に4K放送のテレビを見たければ4Kチューナーを買わなければなりません。
ですが、現状、4K放送がされているのは限られたチャンネルなので、地デジしか見ないという方には4K対応テレビで十分です。
4K対応テレビでも動画配信サービスで4K画質の映像を配信していれば4Kレベルで映像を見ることができます。
本機はアンドロイドTVなので、別途動画配信サービスを見られるようにする機器(例えばFireTV Stickなど)がなくてもネット配信の動画配信サービスを見られるのもおススメポイントです。
それでいて6万円を切る低価格に魅力を感じないわけにはいきません♪
※上記は旧型で既に販売終了となっているようです。後継機種と思しき機種は『50P615』と思われます。
『ハイセンス』の主な製品ラインナップ
続いて、ハイセンスのご紹介です♪
ハイセンスのラインナップは多岐にわたります。
ジャンルではテレビ、オーディオ関連、冷蔵庫、洗濯機、エアコンが挙げられます。
中でも液晶テレビは4KテレビとFHD&HDに分けられ、中でも4Kテレビは有機EL、ULED、スマートテレビの取り扱いがあります。
最新モデルのU8FシリーズとU7Fシリーズは、より鮮明な画像を大画面で楽しめると人気です。
その他、既存モデルも種類が多いので、条件もコストも選び放題なのが特徴です。
『ハイセンス』はどこの国の会社?
ハイセンスは1969年に創業の青島に本社を置く中国の会社です。
「技術立社、穏健経営」の経営戦略の元、世界規模で事業を展開している超大型電子情報産業グループになります。
事業内容としては、液晶テレビ、家庭電化製品、モバイル通信が挙げられます。
2006年に生活家電大手メーカーの科龍(KERON)と容声(RONSHEN)、2018年には東芝映像ソリューションを買収し規模を拡大してきました。
そのため現在のテレビにはレグザの技術が使われているため、高性能なテレビを安価で買えると人気の会社です。
『ハイセンス』液晶テレビのレビュー・口コミから評価・評判を検証!
こちらも一台ピックアップしてレビューを検証してみましょう♪
今回ピックアップしたのはアマゾンでも人気の『50U7F』です。
アマゾンでのレビュー総数は511件で、総評価は4.3と評価も高めです♪
レビューの内訳は以下の通りとなっています。
★★★★★・・・60%
★★★★・・・・26%
★★★・・・・・7%
★★・・・・・・2%
★・・・・・・・5%
参考になるレビューがこちら♪
シャープの亀山モデル40型からの買い替え。
配送業者さんがあっというまに組み立て、初期設定をしてれくたので、初期不良もないことも判り、無線LUNの接続したくらいで楽でした。
古いパナソニックのブルーレイレコーダーと繋いだので、圧縮して録画しているこれまでの番組が、大きな画面でこれまでより汚くなるのではと危惧していたが思ったよりきれい。再生中、レコーダーのリモコンで音量を変えたりすることはできず、逆にテレビのリモコンで早送りなどレコーダーの操作ができます。薄くてコンパクトなリモコンだが老眼の目にはやや文字が小さく感じる。画質は鮮やかで綺麗だが、真っ白な場面で目が痛いほど明るいので設定で一番暗くしてみてもまだ明るい。いろいろ設定をいじって好みに調整するしかないが、横から見た時の画質は気になりませんでした。
番組表は大きさを変えられてこれまでよりずっと見やすくなりました。外付けHDDもこれまで使っていた古いものですが簡単に接続設定できました。音質はクリアです。映画用にオンキョー製のアンプに接続して5.1Chで聴くことも支障なくでき、ひと安心。
当初S6Eをセールを待って購入しようとも思いましたが、価格の差がほとんどなくなったのでこちらの機種をすぐに購入しました。初めてのハイセンス製品で周辺機器との接続や初期不良が心配でしたが買ってよかったと思います。
引用元:アマゾンハイセンス『50U7F』レビューより
国内メーカーのシャープからハイセンスに乗り換えるというのは勇気がいったことでしょうね。
確かに国内メーカー産の方が安心かもしれませんが、コスパを考えるとどう考えてもハイセンスやTCLに差をつけれてしまっています。
さらに、最近では格安な上に4K対応だったり、スマートテレビ化していたりと価格破壊が続いているテレビ業界です。今後の価格破壊も楽しみですね(笑)
そんなハイセンスですが、初期不良のレビューも多数上がっています。
これはTCLにもあるので気にしない方が良いです。
というのも、国内メーカーの製品を買っても初期不良にあたることはありますので^^;
そこは諦めて、コスパ重視で行くなら一回ハズレを引いたとしても返金処理してもらってもう一度買い直すくらいの気持ちでいた方が良いですよ(というほど、初期不良も多くはありません)。
それで、ハイセンスですが、4Kチューナー搭載で映像が綺麗なのが売りです。
この点は東芝ソリューションズを買収して、その技術を使っているからというのもあります。
音質も格安液晶テレビにありがちなチープな音だったりくぐもった音ということはなく、綺麗な音が出るようです♪
価格面ではTCL(4K対応)と15.000円以上の開きがあります。
もしどっちが良い?
と聞かれれば、正直なところ好きな方を選べば良いと答えます。
というのも、どちらも性能面では過不足なく満足いくレベルです。
あとは欲しい機能があるかないか。
いらない機能が余分についていないかどうかをしっかり検討することが必要です。
『TCL』がおススメな理由
あくまで個人的にではありますが、ハイセンスとTCLなら、TCLをおすすめします。
理由としてはハイセンスもコスパがいいので悪くはないのですが、同じような価格となった時にTCLなら技術力も高いためです。
TCLの液晶テレビには量子ドットLED技術QLEDが採用されています。
これは光を別の色に繊細に変える半導体結晶をシート状にしてパネルと組み合わせる技術のことで、より鮮明な色が出せるという特徴があります。
一方ハイセンスは輝度を高めるための特殊フィルムを使用し、HDR10技術を搭載しているという特徴があります。
この時点でこちらの方が色鮮やかな映像を楽しめそうな気がするんですが、低解像からHDRに再計算するアップコンバートは未搭載なので要注意です。
これらを総合的に考えると、TCLの方が技術力が高いのでおすすめだと考えています。
また、スマートテレビ、4K対応なのに43インチクラスになると50,000円を切るんですから本当にコスパに見合ったテレビです♪
『TCL』の売れ筋液晶テレビ3選
ここでは『TCL』の売れ筋液晶テレビを3つ紹介します。
どれもコスパが良く特徴のあるテレビなので、早速チェックしてみましょう。
TCL 32型 ハイビジョン スマートテレビ(Android TV)
TCL 32型 ハイビジョン スマートテレビ(Android TV)は、ネット動画をはじめとする映像を鮮やかに見れる上に、外付けHDDがあれば裏番組録画も可能という特徴があります。
またYouTube、Amazonプライムビデオ、Hulu、Netflixなどのネット動画はチャンネル内にボタンがあるので一発で切り替え可能になっています。
これらの切り替えたネット動画や、クロームキャスト機能により映しだされたスマホの動画も量子ドットLED技術QLEDにより鮮やかに再生されるのは嬉しいですよね。
そして裏番組も簡単に録画できるとなるとかなり便利です。
これらの高性能な技術が詰まってコストが3万円前後のテレビは中々ありません。
コスパもいいのでテレビをもう1台買い足したい時にピッタリです。
TCL 40型 フルハイビジョン スマートテレビ(Android TV)
こちらは、先ほどご紹介したスマートテレビの大きさ違いです。
先程のが32型なのに対して、こちらは40型です♪
40型もあれば家族で見るようの一台として使えます。
ゲームも迫力の大画面で楽しめます♪
それでいて40,000円台で買える低価格なのでピックアップしました♪
ただ、4Kには対応していないので4K対応テレビが良いという方は下記をご参照ください♪
TCL43V型4K対応液晶テレビ
こちらは4Kチューナーこそ搭載していないものの、4K対応の液晶テレビです♪
また、スマートテレビでアマゾンプライムビデオにも対応しています。
その他、YouTube、Hulu、Netflixといった人気のある動画配信サービスに対応しているのでテレビと動画配信どちらも見たい!という方にうってつけの一台です。
値段は・・・4K対応で5万円を切ります♪
大画面でユーチューブやアマプラを見られたら楽しいですよね。
買い替えの際の候補の一つにでもしていただければと思います。
『TCL』と『ハイセンス』買うならどっちがおススメ?2社の液晶を比較検討した結果『ハイセンス』の方がおススメ♪まとめ
今回はハイセンスとTCLのどちらがおススメなのかという点について、家電好きの個人的見解としては、映像技術が一歩進んでいるであろう、そして価格的なコスパにも優れているTCLの液晶テレビの方をおススメさせていただきました。
単にコスパ面だけではなく、各液晶テレビがスマートテレビになっていたり、4Kも破格の値段で売られていたりと注目度が高いんです。
正直なところ、TCLとハイセンスを比べるとなると一番は価格面かなというところもあります。
日本におけるハイセンスの知名度がググっと上がってきたので、あとは価格面でハイセンスが上回ってくれたら面白くなってきますね♪
こちらは今回ご紹介した液晶テレビです♪