今や液晶テレビが数万円台から買える時代になり、さらに4K画質の液晶が10万円以下で買えるようになりました。
さらに有機ELテレビも出てきて、正直どっちを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
特に、有機ELテレビは画質は良いものの、今はまだ液晶テレビよりも価格が高い・・・。
液晶テレビよりも有機ELテレビの方がなんとなく良さそう・・・
なんて思って決めきれなくなってしまいますよね^^;
そこで、この記事では有機ELテレビとは何なのか。
そして、どっちのテレビを買うのがオススメなのかをご紹介します♪
有機ELテレビとは?
そもそも有機ELテレビとは、バックライトではなく画素が1つずつ発光する自発光素子を用いたテレビになります。
なぜ有機というのかは、発光する材料に有機物を使うためです。
電圧で発光するため放電スペースが不要な分、厚さが薄く視野角も180度と広いため、壁掛けとして使用することに向いています。
また液晶テレビと違い、高速で発光を切り替えるので、黒の表現がきれいなのも特徴です。
さらに残像も残りにくくブルーライトも抑えめな点から、目に優しいという特徴も持っています。
有機ELテレビの価格帯
有機ELテレビの価格帯はインチ数にもよりますが、現時点では12万円~30万円と価格に開きがあります。
しかし平均すると18万円前後の有機ELテレビが多い状態です。
壁掛けで使うことを想定すると、小さい有機ELテレビでは見づらくなってしまいます。
現在、有機ELで確認できるインチ数は40インチ台後半なんですね。
なので、ある程度のインチ数を選ばざるを得ないということになります。
有機ELテレビの寿命はどれくらい?
有機ELテレビの寿命は視聴時間にもよるため、年数ではなく時間で考えると3万時間前後になります。
1日5時間視聴したとして3万時間÷5時間/日=6,000日となり、もっとわかりやすく年単位で表すと約16年と計算できます。
16年も持つのであれば、18万円の有機ELテレビを買っても、1年間11,000円程度のコストで済むことを考えるとお得に感じますね。
1か月あたり916円(笑
ここまで価格を落とし込むと安く感じますね♪
ですが、この試算はあくまでも18万円の有機ELテレビのものです。
韓国のメーカーであるLGからは11万円台から良い有機ELが出ているので、こちらで試算するともっとお安くなりますね^^
有機ELテレビのデメリット
有機ELテレビは、映像美からみるとかなり惹かれるテレビであることは間違いありません。
ですが、先程も出た通り、寿命というデメリットがありました。
それでは、他にもデメリットがないのか気になりますよね。
その点、有機ELテレビにもデメリットがいくつかあります。
・液晶テレビに比べると寿命が短く価格が高い
・消費電力は液晶テレビより多い(今は改善傾向にあり)
・明るい部屋での視聴は液晶テレビのほうがきれいに映る
・焼き付きのリスクがある
1~3つ目まではイメージしやすいと思いますが、最後の焼き付きに関しては残像が発生しにくくなったとしても、構造上残像のリスクがあるという意味です。
今のテレビでは見なくなりましたが、昔の古いテレビの場合では画面が焼き付かなくなるためにスクリーンセーバーが搭載されていました。
これは長時間同じ映像を流し続けると、映像が切り替わっても残像として残ってしまうことを防ぐものになります。
有機ELテレビは発光材料が光ることで映像になるためスクリーンセーバーは使えずリスクは高いのですが、改良傾向にあるため心配せず知識として入れておくと安心ですね。
有機ELテレビをオススメしたい人
有機ELテレビをオススメしたい人は、次の通りです。
・壁掛けをしたい人
・テレビの置き場を最小限にしたい人
・黒が綺麗な上に、素早い映像向きなのでスポーツ観戦やゲーム用の使用を考えている人
テレビって実際に置くと、テレビ台の時点で場所を取って部屋が狭くなりがちです。
本当は室内をスッキリした家具などで揃えたくても、テレビ台を置くとなると一定のスペースをとられてしまいます。
しかし有機ELテレビであれば薄さから壁掛けに向いているので、インテリアコーディネートも邪魔しません。
本格的な映像美を映画館のように楽しみたい人にぴったりなんですよ。
一軒家の方しか壁掛けテレビにできないと思われているかもしれないんですが、今は賃貸でも壁掛けテレビは簡単にできるんです^^
例えば、台座とセットになっているタイプではありますが、VESAマウントで壁掛けにできるテレビスタンドなんかも売っています。
これなんかは、下の台部分も3段になっていて掃除もしやすいですよね♪
他にも、もっとシンプルな台座もあるのでアマゾンで『テレビ 壁掛け』と検索してみてください^^
液晶テレビとは?
液晶テレビとは赤、緑、青からなるカラーフィルターにバックライトで光を当て、光の強さをシャッターで調節することで映像を映し出しているテレビです。
薄さは有機ELテレビが5mm程度に対し、液晶は3~7㎝と厚みがあります。
画面サイズや解像度の幅が広く、価格帯もリーズナブルな点が特徴です。
特に最近はハイセンスやTCLといった低価格帯でかつ4Kチューナー内蔵タイプの高コスパ製品も登場しています。
一度、液晶テレビでハイセンスとTCLのどちらがオススメかという記事を書いているので、良かったらご覧ください。
液晶テレビのメリット
液晶テレビのメリットは次の通りです。
・買いやすい価格帯
・画面サイズや解像度の展開が幅広い
・消費電力が有機ELテレビと比較すると抑えめ
・寿命が6万時間と長い
この寿命ですが、有機ELテレビ同様1日5時間の視聴で計算してみました。
6万時間÷5時間/日=12,000日となり、年数で表すと32年の計算になります。
有機ELテレビの倍はもつのは嬉しいですよね。
また長く使ってもコスパがいい点も魅力的です。
もっとも、電化製品なので、上記の寿命通りの年数稼働するかというと、様々な要素によって1年で壊れてしまうこともあれば、10年もつこともあります。
流石に1年前後で自然故障した場合には、製品保証で対応してもらえるので、念のため製品保証には長めに入っておいたほうが良いですよ^^
液晶テレビの価格帯
液晶テレビといってもインチ数や国内メーカー、海外メーカーの格安モデルとあって様々ですが、価格帯としては12万円が相場です。
インチ数が小さなものだと3万円で買えるものもあるのですが、家族がいるとそういうわけにもいきませんよね。
とはいえ、家族向け(3・4人)なら50インチ前後の液晶テレビで十分なんですね。
50インチで4Kチューナー内蔵タイプで70000円前後というコスパで買えるものもあります。
例えば、こちらのハイセンスというメーカーは、家電好きなら誰もが知っている有名メーカーです。
コスパ重視派に重宝されているメーカーなんですが、ハイセンスの出している4Kチューナー内蔵タイプの液晶テレビが大体70000円前後なんです。
このハイセンスの50インチはHDMI端子が4つ搭載されています。
単に映像が綺麗なだけでなくて、拡張性も高いのが特徴なんですね^^
HDMI端子の拡張性というのは、例えば、端子が4つあればゲーム機2台、BDレコーダー、パソコンの4つを同時に接続しておくことが出来ます。
BDレコーダーしかつなげるものがないよー、という方はHDMI端子が2つのタイプで全然問題ありません。
ですが、多くのデバイスを持っている方ならHDMI端子の多いモデルを選ぶのが無難です。
私は、現在HDMIが2つしかない液晶テレビを使っているのですが、正直HDMI端子は4つ欲しい・・・足りない・・・という状況です^^;
何にそんなに使うの?と思われるかと思いますが、
・BDレコーダー
・パソコン(映像をテレビで見たい時)
・PS4
・任天堂スイッチ
これらを繋げたいんですね。
ですが、HDMI端子は2つしかないとBDレコーダーは常時接続。
そうすると、空いている枠は1つしかないので、この一つの端子をゲーム機2台とパソコンとで交換で使わないといけないんです。
毎回テレビの後ろに回ってHDMI端子を付け替えるなんて面倒ですよね^^;
なので、HDMI端子は多めのものを選ぶことをおススメしています^^♪
液晶テレビをオススメしたい人
液晶テレビをおすすめしたい人は以下の通りです。
・予算が限られている人
・長い時間映像を視聴する予定の人
・ニュースなど落ち着いた映像を見たい人
このコストに関してですが、12万円を32年間使った場合は1年間で約3千円のコスパとなります。
有機ELテレビよりもかなり安いので、初めての一人暮らしの時など家電を安く抑えて買いたい場合はおすすめです。
有機ELテレビと液晶テレビはどっちがオススメ?
有機ELテレビと液晶テレビでは、液晶テレビがおすすめです(もちろん、個人の見解ですが^^;)。
一見映像美なら、黒が綺麗に映る有機ELテレビの方が良い気がしますよね。
しかし液晶テレビも解像度が高く映像はきれいに見れる点を考えると、よりコストを抑えた液晶テレビで十分楽しめるからです。
よほど壁掛けをしたいから薄いテレビが欲しい、ゲームを最高にきれいな映像で楽しみたいなどこだわりがあのであれば有機ELテレビをおすすめします。
しかし普段使いであれば、液晶テレビで十分楽しめますよ。
メーカーは海外製が高コスパでオススメ
テレビというと日本メーカーが強いみたいなイメージがありましたが、今では海外勢の方が凄いかもしれません。
韓国のLGも映像美がスゴイのですが、その分、中国系のTCLやハイセンスと比べると、若干お高めかなという印象を受けます。
じゃ、TCLとハイセンスはどっちがオススメなのかというと、正直なところ、好きな方を選ぶと良いと思っています。
ですが、ハイセンスの方がHDMI端子の数が多いんですね。
お値段という点では、ハイセンスもTCLもあまり買わないかなという印象。
また、日本人にはお馴染みの東芝のレグザ。
この映像エンジンを開発していた子会社を買収したのはハイセンスです。
つまり、ハイセンスには東芝レグザの技術が一部使われていると考えても良いでしょう。
そうすると、ハイセンスの映像美には日本製の血が流れているといっても良いでしょう^^
それなら結構親近感湧きませんか?
ハイセンスは日本法人も立ち上げていて、最も今勢いのあるメーカーといっても過言ではありません♪
有機ELテレビと液晶テレビはどっちがオススメ?コスパ重視派が選ぶ液晶テレビをご紹介♪まとめ
まだまだ単価の高い有機ELテレビですが、液晶テレビの過去の動向を参考にすると、同じように価格は下落傾向にあるでしょう。
将来的に価格の下がった有機ELテレビを購入するも良いと思いますが、現状はハイセンスなどの4Kチューナー内蔵のスマートテレビを購入するのが一番コスパが良いんですね♪
4Kで映像が見れるだけでも、通常の液晶テレビと比べればかなり映像美は良くなっているので、買い替えの際は4Kチューナー内蔵のタイプを選ぶようにしましょう♪