炊飯器は長く使いたい派と、とりあえず炊ければ良い派と結構分かれます。
うちは美味しく炊けて長く使える製品を見極めて選びました。
もし、買ってすぐに壊れたら誰だって嫌ですもんね。
そこで、今回は炊飯器の壊れやすいメーカーの特徴として、ジェネリック家電など念のため避けた方が良い種類を挙げました。
購入前の参考にしていただければ幸いです♪
炊飯器の壊れやすいメーカーの特徴
炊飯器には壊れやすいメーカーの特徴があります。
ただし注意点としては、どこのメーカーが特に悪いというわけではなく、ほとんどが初期不良や経年劣化によるものです。
そのため残念なメーカーを探すよりも、壊れやすい特徴を知った方がトラブルを防げる可能性が高まります。
格安が売り!ジェネリック家電炊飯器
炊飯器が壊れやすい特徴の1つとして、ジェネリック炊飯器かどうかが挙げられます。
まずジェネリック家電とは、1つ前の技術を使って作られたシンプルな機能性の家電を言います。
そのためコスパが良く、ジェネリック炊飯器も人気が高いというのは事実です。
実際、アマゾンの炊飯器ランキングを見ても、上位はジェネリック炊飯器と思しき炊飯器がいくつもランクインしています。
ですが、一方ですぐ壊れるという意見もあり、購入するのに躊躇しがちです。
しかし今のジェネリック家電は技術が良くなってきたため、過剰に心配する必要はありません。
特に次で紹介する2社は、ジェネリック炊飯器の中でも評判が良い家電参入メーカーです。
有名どころ1:アイリスオーヤマ
ジェネリック炊飯器の中でも有名どころの1つはアイリスオーヤマです。
故障しにくいだけではなく、最大で40種類の銘柄に合わせてご飯が炊ける銘柄炊きが特徴になります。
実際に使ったことがありますが圧力や火力、時間もジェネリック炊飯器とは思えないほどしっかりとしています。
機能性は基本的にシンプルなので扱いやすく、炊飯以外の調理にも対応している製品もあることから人気です。
例えば、上図の炊飯器はアマゾンランキングでもトップ5に入っている第人気の炊飯器です(本記事執筆(2021/11/24)時点)。
お値段も15,000円を切っていて一人暮らしの方2人暮らしの方まで、さらにもう少し金額を積むと家族向けの炊飯器まで買えます。
前述の通り、40銘柄を炊き分ける機能もさることながら、しっかりIH炊飯器という点も見逃せないポイントです。
また、アイリスオーヤマの特徴として、凝ったデザインというのもアイリスオーヤマの炊飯器が人気の理由です。
ジェネリック家電というと、まだ認知度が低く毛嫌いされがちですが、アイリスオーヤマと次に挙げる山善は、ジェネリック家電の中でも格が違います。
有名どころ2:山善
山善の炊飯器もジェネリック炊飯器の中では人気です。
特徴としては、アイリスオーヤマと同じように性能が可能な限りシンプルな点。そして、コンパクトサイズの商品もある点です。
場所をとらず、一人暮らし向きの家電があるのは嬉しいですよね。
またデザインも洗練されているので、インテリアコーディネートを気にしている人にはおすすめですよ。
例えばこちらの炊飯器。
最近ではあまり人気はなくなったものの、必要な量だけ炊けるマイコン式の炊飯器なんです。
とってもデザインが可愛らしく、しかもコンパクトゆえに室内を持ち運ぶための取っ手が付いているんです。
どんなご飯が炊けるかというイメージが大切なのは言わずがなですが、どんな炊飯器と生活していきたいのかという、生活をトータルコーディネートする視点から作られた炊飯器といっても良いですね。
特に一人暮らし、デザインにこだわりたい派からすると見逃せない炊飯器です。
聞いたことのないメーカー
壊れやすい炊飯器の特徴として、聞いたことのないメーカーも挙げられます。
特にもともと家電専門のメーカーではなく、インテリアメーカーが作った炊飯器は壊れやすい傾向がみられます。
全ての商品に言えるわけではないですが、初期不良が多いものは避けた方がストレスは少ないですね。
ただ、家電マニアうけするマイナーアイテムを扱っていることもあるので、家電が好きな方は有名ではないメーカーもチェックしてみると良いですよ♪
安くても選んじゃダメな中古品
壊れやすい炊飯器として、中古品も挙げられます。
中古品はコストを抑えて買いたい人に人気ですが、正直安くても選ばない方が良いです。
そもそも各パーツの寿命は次の通りです。
・本体:7年
・内釜:3~5年
・パッキン:2~3年
中古品は何年使ったのかがわかればまだいいのですが、それがわからないと実は寿命ギリギリの状態で、買ってすぐに壊れるリスクもあります。
新品とさほど変わらない金額なのに、買ってすぐに壊れるのは最悪ですよね。
また中古品は保証が受けられない可能性があるので、それなら新品を買った方が良いんです。
また、炊飯器は衛生面や精神的に他人の使った中古品を使いたくないという感覚もありますね。
最近はメルカリでも中古炊飯器が販売され、多かれ少なかれ売れてはいるようですが、仮に他の人が使った炊飯器でも良いとしても、耐用年数が過ぎているかもしれないという点に注意しましょう。
念のため書いておくと、炊飯器は家電なので壊れた後の処分も面倒ですしお金がかかります。
ですので、失敗しない買い方という意味では、無難にアマゾンなどの大手通販サイトや家電量販店で買うことをオススメします。
口コミの低すぎる製品には気を付けよう
口コミの低すぎる製品は、壊れやすい炊飯器の可能性が高いので気を付けた方が良いです。
厳密には、壊れやすいというより初期不良が多いイメージですね。
例え口コミを見た結果、
「初期不良に当たったけど対応してもらえた」
「一部の部品だけが使い勝手が悪かったけど、何とか使える」
というポジティブな意見でも要注意です。
そもそも商品を購入したら、壊れないのが一番いい状態なわけです。
それにも関わらず、初期不良の発生率が高いのは良い状態とは言えないですよね。
商品によっては長く販売していると企業努力もあり、そのような口コミは減少してきます。
それであればいいのですが、いつまでも初期不良が多いというような口コミが多い商品は最初から買わない方がストレスにならないですよ。
したがって、口コミの読み方としては、その口コミがいつ書かれたものであるのか、どんな視点から書いているのか(配送遅延でクレームを入れているタイプか、初期不良をひどくあげつらっているだけか等)をしっかり見極める必要があります。
どこのメーカーかは書きませんが、前に液晶テレビで初期不良率が異常に高く感じられる会社というのもありました。
そういう意味でも、口コミを基準とする場合には気を付けましょう。
サポートの質が悪くないかも判断基準に
炊飯器は家電なので一定程度初期不良があるのはしょうがないですよね。
そこで、大切になってくるのは初期不良を含めたメーカー対応の質です。
例えばなんですが、パソコンは外資系のサポートはいまいち、国内メーカーのサポートの質は高いという特徴があります。
炊飯器といえども、大前提としては壊れない方が一番いいに決まっています。
しかし、やむ負えず初期不良などにあたってしまった場合は、問い合わせをして対応してもらわないといけないですよね。
多くの家電には1年間の製品保証が付いていますが、製品保証が付いていても次のような企業は避けた方が無難です。
・問い合わせしたら日本語ではなかった
・問い合わせの担当者の態度が悪かった
・実際に変わりの製品が届くまで時間がかなりかかった
・代わりの製品が届いたものの壊れていた
これらは口コミを見れば書いてある場合が多いです。
壊れただけでもショックですが、サポートが悪いせいでさらにストレスを溜めないためにもサポートの質も判断基準に入れて商品は選びましょう。
ただ、一点注意した方が良いのは、日本語の話せる外国の方が初期対応される企業の場合、口調から態度が悪そうと思ってしまうことがあるのですが、多くは日本語の使い方に慣れていないだけということもある点です。
このような場合は、英語が話せるのであれば英語で聞いてみると意外と人当たりの良い方だったりということがあるので試してみてください。
日本人が対応して塩対応なのであれば、その企業はやめた方が良いですね。
ちなみに、超大手と呼ばれる日本企業に問い合わせをしたことがあるのですが、サポートの質はかなり高かったです。
炊飯器のオススメメーカー5選
ここまで炊飯器メーカーでも選ばない方が良いメーカーの基準をご紹介してきました。
ここからは、炊飯器のオススメメーカーを5つ紹介します。
有名メーカーばかりですが、それぞれ特徴があるので参考にしてくださいね。
象印
炊飯器というと象印というイメージの強い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
象印の炊飯器は炎舞炊きをはじめとして4つのラインナップがあるのが特徴です。
マイコン炊飯ジャーとIH炊飯ジャーはシンプルな操作性で使いやすく、強い火力で炊き上げるので人気です。
また、圧力IH炊飯ジャーの中でも炎舞炊きはヒーターが4つついており、対面のヒーターが過熱することで釜の中で対流が起こります。
その結果米にムラなく火が通り、ふっくらと炊き上がるんです。
もちろん釜にもこだわりがあり、アルミやステンレス以外にも熱を伝えやすい鉄が混じっています。
これらの製品には2年間の保証がついているので、壊れにくいメーカーではありますが万が一の時にも対応してもらえるので買った後も安心です。
タイガー
象印と同じぐらい人気のあるメーカーがタイガーです。
タイガーの炊飯器はマイコンジャー、IH、圧力IHの他に土鍋圧力IHというものがあります。
さらに炊飯器とはややそれますが、電気おひつなど米にかかわる製品を幅広く取り扱っているのが特徴ですね。
まずタイガー独自の土鍋圧力IHには、土鍋ご泡火炊きという機能があります。
内釜には土から作った土鍋を採用しているので、280度の火力の高さと遠赤効果による輻射熱の両方から炊飯することができるんです。
このおかげでふっくらとした炊き上がりが再現できます。
また土鍋特有の細かい泡が出るので、それらが米にコーティングされて旨味を逃しません。
圧の調整とハリつやポンプ機能も働いて、普段のお米がよりおいしく仕上がるのがタイガーの魅力になります。
保証は内鍋5年間保証がついているので、保証の点からも人気なのは納得ですね。
三菱
三菱の炊飯器は本炭釜、炭炊釜、蒸気レス、スマホ対応と4種類あるのが特徴です。
特徴は内釜に純度99.99%の炭素材を使っている点です。
熱が伝わりやすく、対流が起きやすいので米への火の通りにむらができにくくなります。
さらに熱を保つために連続沸騰機能が搭載されています。
結果、圧力をかけずに効率よく炊飯ができるので、米の1粒1粒がつぶれずに炊き上がるんです。
このように炊飯技術も魅力的ですが、三菱の炊飯器は蒸気レスやスマホ対応のものもあるのでさらに便利です。
自宅に帰った時に炊き立ての米が食べたいと思っても、一人暮らしだとなかなか難しかったりしますよね。
しかし、スマホで管理ができるので、いつでも美味しいご飯を美味しい状態で食べれるのはメリットしかないですね。
パナソニック
パナソニックの炊飯器はIHジャーと、ライス&クッカーの2種類があります。
種類は限られていますが、一番の特徴は炊き分けと炊き技になります。
まず炊き分けですが、銘柄以外に鮮度や出来栄えでも仕上がりを調整できるのは魅力ですよね。
同じ銘柄でも鮮度によって美味しさは変わってくるため、その部分が調整できるのは便利です。
また炊き技ですが、パナソニックと言えばおどり炊きになります。
まず、おどり炊きは6段階のIHと大火力により、対流を起こします。
さらに加圧をするのですが、圧を変動させることで、より火の通りを均一にし、ムラなくふっくらとした仕上がりになるんです。
最後にうまみ戻し機能でより美味しさが損なわれずに仕上がるので、卵かけごはんのようなシンプルな料理でも満足度の高い仕上がりになります。
購入してから時間が経ったお米でも美味しく食べたい人に向いているメーカーですね。
日立
日立の炊飯器の特徴は、米老舗八代目儀兵衛が理想としている「外硬内軟」が再現できる点にあります。
外硬内軟とは1粒ずつがよくわかり、噛むと米の甘さが際立ちつつ、のど越しが良い状態を言います。
この美味しさを作るのが、極上ひと粒炊き機能です。
極上ひと粒炊き機能は気圧は1.3気圧、沸点は最高で107度まで高めて加熱するのが特徴です。
さらに大火力鉄釜と全周断熱構造により温度を下げずに調理ができるので、いつでもお店で食べるような美味しいご飯が食べられます。
そしてもう1つポイントなのは、全体的に軽量設計な点です。
毎日米と水をセットして、使い終わったら洗ってを繰り返すのは地味に腕に負担ですよね。
また炊飯器を乗せる台の掃除も、軽ければさっと移動してこまめに掃除ができるので便利です。
長く使うものだからこそ、購入後もストレスなく使えるのは日立の炊飯器ならではですね。
家電・新興勢力
先ほどまでは炊飯器メーカーのなかでも、かなりメジャーな企業を紹介しました。
基本、大手です(笑
次にご紹介するのは新規参入してきたジェネリック家電代表の二社です♪
山善
山善は、元々は安めの家具メーカーという認識でした。
が、いつの間にか家電まで扱う総合メーカーになりつつあります。
これは後述のアイリスオーヤマと同じ流れなんですが、新規参入業者ということもあってお値段を抑えたり、デザイン性に凝ったりと好きな人はハマる炊飯器を出してきています。
これから、より洗練され機能性もアップグレードされた炊飯器を出してくることは目に見えているメーカーです。
また、安いという部分にフォーカスして、お引越しの際の初期費用を抑えるために購入するのもありです。
アイリスオーヤマ
前述の山善とほぼ同じ路線を歩んでいるのがアイリスオーヤマです。
むしろ、アイリスオーヤマの方が早いかもしれません。
こちらも、デザイン性、多機能性、かつ低価格という路線を進んでいます。
また、一般家庭用モデルのように3-5人家族用のモデルも出しているので、アイリスオーヤマで家具から家電を揃えている方も中にはいらっしゃるでしょうね。
ただ、初期不良報告が少なからずある会社さんなので今後の製品の精度向上、カスタマーセンターの質向上に期待したい企業です。
健康志向で糖質カット炊飯器から選ぶ場合
最後に、普通の炊飯器とは少し違った健康志向の炊飯器をご紹介します。
それが、お米に含まれている糖質をカットしてくれる糖質カット炊飯器です。
思ったより各社各様の糖質炊飯器を出しています。
今後の健康志向ブームでより注目を集める分野ですよ。
ZHENMI(シェンミ)糖質カット炊飯器
一番スタイリッシュな糖質カット炊飯器が海外メーカーのZHENMI(シェンミ)。
名前の雰囲気から分かる通り中国メーカーです。
ですが、性能の高さやデザイン性の良さから注目を集めている糖質カット炊飯器でもあります。
基本、どの会社の糖質カット炊飯器も似たような性能なので、デザインで買ってしまって大丈夫です。
アイリスオーヤマの糖質カット炊飯器
アイリスオーヤマからもデザイン性重視でかつ本体価格もお手頃な糖質カットモデルの炊飯器を出しています。
通常の炊飯器としても使えますし、低糖質モードにすることでお米に含まれる糖分をカットしてくれます。
ただ、炊飯器の開閉ボタンは通常、本体上部にあるイメージですが、こちらの炊飯器はデザイン重視からか、本体前面に開閉ボタンがついています。
ということは、両手で開け閉めしないと蓋が跳ね上がる可能性があるので気を付けましょう。
こういうニッチな製品を直ぐに出してくるあたりがアイリスオーヤマのスゴイところですね。
山善の糖質カット炊飯器
山善も早々に糖質カットモデルの炊飯器を出しています。
どちらが真似をしたのかは分かりませんが、スイッチの位置や形状、デザインといったほとんどがアイリスオーヤマと似ています^^;
アマゾンの口コミ欄にあった気になる口コミとしては、糖質カットモードでお米を炊いた後、内釜についたお米が中々落ちず洗いにくいという指摘がありました。
炊飯器は基本的に毎日使うものなので、こういう些細なところの使い勝手が良いかどうかで評価が分かれてきます。
まとめ
炊飯器の壊れやすいメーカーや選ばない方が無難なメーカーの特徴は
・ジェネリック系
・聞いたことのないメーカー
・中古品
・サポートの質が悪い
・口コミが異様に低い
これらに気を付けましょう。
ただ、ジェネリック家電炊飯器メーカーの中でも、アイリスオーヤマと山善だけは別格です。
また、初期不良率の低い大手企業の炊飯器を選ぶのも、ハズレを引きにくくするポイントです。
例えば、三菱や日立といったメーカーです。
反対に、デザイン重視で選ぶならアイリスオーヤマや山善が良いという結果になりました。