私の好きな通販番組、それが『ジャパネットたかた』です。
なんといっても、通販番組の礎を築いたといっても過言ではない会社ですよね。
そのマーケティング力、物の見せ方、視聴者の感情の捉え方、どれをとっても一級品で、見てると本当に欲しくなってしまいます(笑
でも、衝動買いは禁物。
そこで、ジャパネットたかたの4Kテレビとルンバを題材に、本当にジャパネットたかたの4Kテレビ・ルンバは安いのか?
そもそも4Kテレビをなぜ安い価格で販売できるのか理由を探り暴きました。
そして、4Kテレビの評判・口コミを通常のECサイトなどと比較レビューします♪
また、ルンバの価格も比較。
そして、ジャパネットたかたの安さのからくりを暴きました♪
ジャパネットたかたの4Kテレビの評判・口コミをレビュー♪
まずは、ジャパネットたかたの4Kテレビの評判・口コミがどんな感じなのか確認してみたいと思います。
1ヶ月前に4kTVアクオスを買いました
チャプター機能が上手く使えずカスタマーズに相談したら、映画や番組を制作する時点でチャプターをつけられていてジャパネットの責任ではない!と冷たく言われ…ドラマや映画のコマーシャルでもなんでもない所に制作側がチャプターつけるわけがない!と反論したが制作側の操作と一点張り 腹が立って担当を変えてもらったら何と!オートチャプター機能が無かった
想定外でした
以前ルンバやミシンも買いました…思い返せばどちらも一度はメーカーに修理の相談したし
ミシンに至っては一流のメーカーだからと安心してかったのにジャパネットの物はジャパネット仕様で作ってるといわれ
通販だもん都合の悪いことは言わないですね
もうジャパネットで買い物するのやめます
あの魅力的なコマーシャルやめてほしいー!
引用元:https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/143709/res/372-471/(383)
こちらのレビュアーさんは4Kの液晶テレビAQUOS(シャープ)を買われていますが、そもそもテレビ本体にオートチャプター機能は搭載されていないと思われます。
そもそもチャプター機能は録画機能を搭載したBDレコーダーなどについているものです。
つまり、恐らくですが、『録画機能付き』のAQUOSを買われているものと予想されます(もしくは自宅の録画機器に接続したか)。
チャプター機能は便利ですよね。
自動で不要なオープニングやCM、エンディングを飛ばしてくれて本編のみを快適に見ることが出来ます。
私もよくオープニングやCMをすっ飛ばしているので便利なのは分かります^^
ただ・・・上記の文章がそもそも論理的ではなく分かりにくいですよね。
『4Kテレビの……チャプター機能』と捉えることが出来てしまいます。
おそらく、前述の通り録画機能付きか、もしくはお手持ちのレコーダーに接続しての使用かと思われます。
チャプターってどうやって生成されるのか
そもそも論なんですが、こちらのレビュアーさんがジャパネットに問い合わせをしているチャプター生成はどうやって作られているのか?
という点から簡単に解説しますね。
これは基本的にはお手持ちのBDレコーダーなりが番組を自動的に分析して、程良いところでチャプターを生成しています。
もしかしたら、テレビが受信する何かしらのデータを参考値としてチャプターを生成している可能性もあり、テレビの買い替えでそのデータに変動が起こり、今まで通りのチャプター生成ができなくなった可能性が考えられます。
つまり、ジャパネットのオペレーターに問い合わせていること自体が筋違いなんですが、ジャパネットのオペレーターさんの返答も間違っているといって良さそうですね^^;
ジャパネットのオペレーターさん曰く、番組制作サイドでチャプターを作っているとのことですが、番組制作サイドでは基本行われないとのこと。
自分で動画編集をしたことがある方なら、動画作成者でもチャプター作れるじゃんと思われるかもですが、番組制作サイドとしては、大事なスポンサーCMをすっ飛ばすチャプターを作るとは思えません。
基本は、録画機器が自動でチャプターを生成しています。
というわけで、ジャパネットのオペレーターさんも、『そう答えるように』というマニュアルがあったのか、もしくは少なくともテレビの問題ではないと気が付き、機転を利かせたのかは分かりませんが、答えた側も間違っている模様ですね。
前述の通り、チャプターは録画機の方で自動生成されるものですので。
ジャパネットさんのオペレーターに聞く前に、一度自分で調べてみるという癖をつけた方が良さそうです。
ジャパネットのテレビが安い理由
ジャパネットたかたのテレビって大型家電量販店で買うより全然安いですよね。
それに、MCの功名な話術、値引き戦略を聞くとつい電話注文したくなってしまいます。
さらに、『○○もお付けします!!』とダメ押しの一言。
でも、これはマーケティングの一環であって決して安いわけではないんです。
この点は、ジャパネットたかたが悪いとかいう問題ではなく、ジャパネットの売り方が上手いというお話になってきます。
そこで、現在、ジャパネットたかたで販売されている4K有機ELテレビ『48X8F』を使って、
・アマゾン
・ヨドバシ
・ジャパネット
この3社で価格比較をしてみたいと思います。
ハイセンス 48V型4Kチューナー内蔵有機ELテレビ『48X8F』価格比較
先にお断りしておきますが、今回取り上げる『48X8F』はヨドバシドットコムでは販売されていません。
代わりに東芝レグザから『48X8900K』という型番の同サイズ、同規格の有機ELテレビが販売されています。
これ、恐らく中身を少し変えただけのハイセンス製品かと思われます。
というのも、ハイセンスは東芝映像ソリューションという会社を買収しているのですが、この会社がレグザの映像技術を作っている会社なんですね。
つまり、ハイセンスに搭載されている映像エンジン技術は元々は東芝レグザ系統の系譜を継いでいることになります。
そのため、ハイセンスの製品を少しいじって東芝製レグザと出しても、ある意味ではウソではないわけです。
なので、これはあくまでも個人的な所感ではありますが、上記製品はほぼ同型品と思われるため、今回の価格比較に使うこととしました。
まず、一般的に高い、けど安心感はあると言われる大型家電量販店のヨドバシカメラの価格から見ていきましょう。
本記事執筆時点におけるヨドバシでの『48X8900K(一応東芝製)』の販売価格が151,310円。
やはり4Kかつ有機ELということ、そして2021年モデルと比較的最新モデルで48V型と大型なこともあってお値段はそれなりにします。
次に、安い!という点に注目が集まっているジャパネットたかたのハイセンス『48X8F』の販売価格を見てみると・・・
■下取りなし価格:154,800円⇒下取りありで15,000円割引。
■下取り後の価格:139,800円
このように、定価を見せておいて割引価格を提示することでお得感を演出しています。
ただ、大型家電量販店で買うより確かに安いです。
さらに30回分割払いを選択すれば、月々約4800円(初回のみ6100円)というお値段で買えてしまうので、本当に安く感じさせる販売ページに見えます。
テレビの寿命は大体10年程度と言われています。
それを30回分割払いで買うというのであれば、最初の約2年半はサブスク状態で使用して、それ以降は買い切りという考え方もできます。
もちろん、壊れたとしてもお金は返ってきませんが^^;
分割払いで買いたいという方にはジャパネットたかたのシステムは良心的に思えますね。
お値段も割高、というわけではないですし、今回のハイセンス『48X8F』に限っては2021年モデルが本記事執筆時点での最新モデルでしょう。
本記事執筆時点では『48X8F』以降の発売情報は見つかりませんでした。ただ、もうしばらくすると最新型が出る可能性は捨てきれません。
ですが、現状の最新モデルを大型家電量販店より安く販売しているという点で、ジャパネットは価格面では良心的といえます。
次に、アマゾンのハイセンス『48X8F』の販売価格を見てみましょう。
アマゾンはセールや新製品の発売と同時に価格が大きく変動するので、本記事執筆時点である2022年4月15日午前現在の販売価格を明記しておきます。
現時点ですと、128,240円で販売されています。
ヨドバシ、ジャパネット、アマゾンの三社で比較すると最安値です。
たしかに、ジャパネットの販売価格は割安かもしれませんが、それはあくまでも定価販売を基準とする大型家電量販店と比較して安いだけです。
そして、純粋に値引きをしているアマゾンが最安値となっていました。
個人的にはアマゾンで貯めたポイントを使って買えばよりお得にかえますし、3年保証も付いている点と、アマゾンの場合、不良品についてはアマゾンの返品規定で返品できるということも踏まえると、アマゾンで買うのが一番無難です。
ちなみに、ジャパネットは返品などの対応についてはあまり評判が宜しくないので、心配な方は返品規定に則って機械的にこなしてくれるアマゾンを選んだ方が無難です。
ジャパネットのルンバ980はマジ高い
次にロボット掃除機として有名な『ルンバ』で比較してみましょう。
・・・
と思って、本記事執筆現在、ジャパネットで取り扱いのある『ルンバ980』の市場価格を調べようと思ったのです全然見つかりません。
それで型番から発売年などを調べていくうちにちょっとビックリすることが分かりました。
この『ルンバ980』という型番は生産終了品です。
しかも発売は2015年と結構前なんですね。
製造されてから大分放置された売れ残り品だとすれば、バッテリー寿命もそれなりに来ていると思うので、何かしらの不具合があってもおかしくありません。
この点をリカバリーして販売されているなら良いのですが。
そして、ジャパネットで販売されている『ルンバ980』の価格は本記事執筆時点で99800円(税込)。。。
いや、高くないですか^^;?
というのも、某通販サイトでは『ルンバ980』は52000円で販売されています。
これは消費者としては買ってはいけない掃除機の一つですね。
また、2019年に発売された上位モデルの『ルンバi7』、こちらはもうすぐ生産終了予定ということで価格が下がってきているのですが、アマゾンでは8万円前後で販売されています。
つまり、通常、型落ちモデルは新製品が出たから安くなるところを、ジャパネットは『ルンバ980』に限って言えば、型落ちモデルを割高で販売していることになります。
ちょっと意地悪かなぁ^^;
ちなみに、2022年に発売された最新モデルの『ルンバj7』はアマゾンでは約130,000円。
9万円の割高型落ちモデルを買うくらいなら、もう4万円出して最新モデルを買った方がハズしません。
また、懸念される可能性としては、発売から日が経つほど修理用のパーツの生産自体が終了し、修理不可になってしまう可能性がある点です。
先日、我が家にエアコンクリーニングに来てくださった業者さんにお話を聞いたところ、エアコンの場合には製造から10年でパーツの製造そのものが終わるため、場合によっては修理を受け付けられないと言われました。
家電全てが同じスパンで動いているのかは分かりませんが、常に最新モデルを出しているルンバシリーズですから、パーツの製造自体も常にアップグレードしていることが予想されます。
ということは、9万円もだして型落ちモデルを買ったのにパーツがなくて修理もできない子だったとしたら憤慨ものです。
これは買ってはいけない掃除機といって問題ありません。
もし、ルンバを買おうと思っていたのなら、最新モデルの『ルンバj7』もしくは、一つ型を落としてルンバi7にするのが無難です。
また、最近はルンバ以外にも下記の有力メーカーが出てきています。
■ロボロックS7+←当サイトのレビューページへ飛びます。
■エコバックス←当サイトのレビューページへ飛びます。
そして、ガジェットで物凄い人気のAnkerからも下記のロボット掃除機が出ています。
ちなみに、本記事執筆時点では、Ankerの『Eufy』がロボット掃除機部門1位にランクインしていました。
ちなみに、姉妹サイトで『Anker』はどこの国の会社なのかを調べた記事がありますので、良かったら参考になさってください。
https://kamatainfo.com/?p=4630
ルンバにこだわるならそれも良しですが、コスパに優れたロボット掃除機は沢山あります。
もし、ジャパネットのCMを見て、「このルンバ安い!この際だからロボット掃除機を買ってみようかな」と思われたのだとしたら、あえて割高で型落ちという矛盾したルンバを選ぶ必然性はありません。
それよりも、人気のある最新機種か、類似製品を買った方が安全です。
特にAnker製は日本法人もあるくらいですから安心して買えるという点がメリットです^^
他の製品の中には本当にお買い得品もあるかもしれませんが、『ルンバ980』に関してだけは絶対にジャパネットで買わない方が良い掃除機といえますのでご注意ください。
ジャパネットたかたを安く感じるからくり
今回は、通販番組でお馴染みのジャパネットたかたが販売している製品は本当に安いのか?
という点に焦点をあてて書いてきました。
結論として、最新モデルの家電であれば、大型家電量販店よりは安く、大手ECサイトよりは若干割高というラインにいました。
つまり、お値段とサービスに納得できるのであれば買っても良いと言えるラインです。
それが、冒頭の有機EL4K液晶ですね。
ただ、ハイセンス48V型4Kチューナー内蔵有機ELテレビ『48X8F』に限って言えば、アマゾンならジャパネットより1万円安く販売されています。
恐らくセールなどでさらに安くなることもあると思うので、買うならアマゾンを選んだ方がお得でしょう。
液晶テレビに関しては、調達コストを抑えたりしてジャパネットなりに安く販売していることは分かりました。
ただ、次に比較しようと思ったロボット掃除機『ルンバ980』に関してはナンセンスです。
絶対にジャパネットで買ってはいけない型落ちモデルでした。
恐らくなんですが、あの『ルンバ980』のCMを見て衝動的に買ってしまう方というのは、購入前にしっかりと市場価格を調査されていないのだと思います。
もし、市場価格をアマゾンやGoogleの検索エンジンなどでパッと調べられれば明らかな割高商品であることが一目瞭然だったはずです。
しかも、生産終了品を定価に近い形で販売している点は、マーケティングという概念から少し外れてしまうような気がしてなりません。
多少の型落ち品を、オプションや下取りをつけて安く見せるというカラクリのもと、ほんの少し市場価格より高く買わせる、というのであればマーケティングとして成立すると思うのです。
ですが、完全な型落ち、かつ生産終了品を発売当時の定価近くで販売して売り抜けようという魂胆を私は好きにはなれません(消費者の無知に付け込んだ手法です)。
今回、色々と調査をしていて、通販番組の闇を見てしまったような気がしました。
最後に、通販番組でお得にお買い物をするために知っておいて欲しいことをまとめておきました。
こちらをご覧の上、ご納得されたうえで、ジャパネットなどの通販番組を楽しみましょう。
通販番組で買う前にやるべきたった一つのこと
通販番組は衝動買いをさせるように、『今すぐお問合せ下さい!』とか、『先着○名様限定!』とか『30分だけオペレーターを増員して!!』とか強く煽ってきます。
そのため、急いで注文しないとなくなっちゃう!!
という錯覚に陥らせて、悪く言うと正常な判断ができない状態にして購買に結びつけます。
そのため、おそらく通販番組系でお買い物をして失敗された方は、買う前にリサーチをしていない方がほとんどなのではないでしょうか。
この点、大型家電量販店は店舗を構えている分、信用力第一ですから定価であっても販売員がサポートをして最新家電や一つ前の型落ち家電の是非を教えてくれます。
ですが、通販番組にはこのサポーター約の販売員はおらず、自己判断での購入になります。
ここがポイントですね。
誰にも相談できない状況で『買うか・買わないか』を判断しなければならないということ。
じゃ、誰かに相談すれば良いといっても、近しい人に家電に詳しい方がいらっしゃるとも限りません。
そこで、通販番組を見て「これ欲しい」と思ったら購入前に一度思いとどまって、インターネットやアマゾン、楽天などで『型番』+『商品名』を入力して調べてみて下さい。
そうすると、通販番組価格と実際に出回っている市場価格との差が分かります。
そこで、先ほどのルンバのように、生産終了品を定価レベルで販売しているのか。
それとも、ECサイト(通販サイト)よりは割高だけど、大手家電量販店よりかは安いまっとうな価格設定なのかが分かります。
もしインターネット環境がないのであれば、ご家族、ご友人に商品名と、分かれば型番まで伝えて「これを買おうと思っているんだけどネット通販ではいくらで販売している?」と聞いてみて下さい。
これをするだけでお買い物で失敗せずに済みます。
最後に、ジャパネットにフォローを入れておきますが、ジャパネットの販売戦略はかなり練られていてマーケティングに疎い一般の方が見たら欲しくなるようにできています。
価格を大きく下げたように見せかける定価からの下取り割引や、今だけ限定のオプションパーツの付属なんかがお得に見せかけるための技法です。
これ自体は単なるマーケティングなので、例えば5万円で仕入れた商品をいくらで売るのかは小売店が自由に決められます。
ただ、その価格設定を高くしているというに過ぎないのです。
もちろん、行き過ぎれば景表法や場合によっては消費者契約法といった法律に違反してくる可能性もあるかもしれません。
ですが、これはかなり極端な例であって、基本は合法的なマーケティングの範囲内で行われています。
ここで重要になってくるのが消費者のリテラシーです。
自分が買おうとしているものが本当に適正価格なのかどうかをしっかり吟味(調査)してから買うという癖をつけると、お買い物で失敗しにくくなりますよ^^
ジャパネットたかたの4Kテレビの評判・口コミをレビュー♪ジャパネットのテレビが安い理由とからくりを暴きます♪まとめ
今回は、ジャパネットたかたで販売されている4K有機ELテレビをはじめ、ルンバといった人気商品が本当に安いのかを調査しました。
結果、最新のテレビは割りやす、ルンバに至っては絶対に買ってはいけないレベルで割高(数年前のモデルを数年前の定価近くで販売)という結果が判明しました。
いくらで売るかは業者の勝手ですのでご自由にどうぞ、という感じなのですが、ルンバに関してはちょっとひどいですよね。。。
個人的には、高くても良いなら大型家電量販店で買う。
少しでも安く良い物を手に入れたいならアマゾンや楽天で買うことをおススメします。
最後に、今回ご紹介した商品をまとめておきますね。